こんにちは。
今回のお話は岡山のブッポウソウ~『横山様』エピローグ
と言うことですが、
2021年7月17日に無事に4羽の雛が巣立ちを向かえ
あれだけ連日に県外からの人で賑わっていた『横山様』も今ではもぬけの殻…。
そんなこんなな吉備中央町の『横山様』。
7月24日に
僕が吉備中央町でのブッポウソウ観察の際にお世話になった場所や
お世話になった人に挨拶に行った際、撮影した写真とエピソードにございます。
いやぁ…なんかお祭りが終わった次の日の朝みたいな感覚です。
それでは最後までご購読よろしくお願いいたします(*^^*)
吉備中央町『横山様』あれから1週間…
感動の巣立ちの瞬間に立ち会えてから1週間…。
あれだけの賑わいが嘘のような静けさ…。
手を合わせて感謝と来年もお世話になりますとお伝えしてお賽銭をいれ
空っぽになった巣箱の中身をテレビモニターで確認して
2021年のブッポウソウ観察を思い返していました。
その際にふと見付けた記帳ノートに記載されている文章を見付けました。
そこには
☆ 2021年7月18日。
『ブッポウソウ2羽が巣箱に飛来。』
☆ 2021年7月19日。
『ブッポウソウが巣の周りを飛び回っているのを確認。』
と
言う内容の文章を見付けました。
誰かが書き記したんだ…
『たしかにブッポウソウは巣箱には来ないかも知れないけれど、ボルネア島に渡る迄は近くにいるんだよな…』
と思いました。
確かに吉備中央町の周りでは今もなおブッポウソウが飛んでいたり
電線にとまっていたりするのを見かけます。
横山様近くの樹上でも巣立ちが終わって1週間経った7月24日でも姿は確認できましたし、鳴き声もかなりします。
う~ん……。
お次に向かうは
次に向かったのは
初めて僕がブッポウソウ観察を成功させた場所近くの民家の方にご挨拶に行きました。
この民家は
僕の友人と言うか師匠と言うか……お歳88の奥島史郎さんの紹介で
『子育てシーズンになったらおいで』
と言って下さった場所で、物凄く気さくで雰囲気の良い、日本のおばあちゃんのような方で
物凄く素敵な場所です。
今年は仕事の関係で
ブッポウソウの子育てシーズンに伺えなかったので
感謝と来年またお世話になりますとお伝えしました。
そんな中
おばあちゃんに
最近奥島さんに逢えていないので元気にしているのかを訪ねた所
『先生は元気にしてる。この間も車で事故したのに、わざわざレンタカーを借りてまで来たのよ。』
や
『良い写真が撮れたからやる!!
と言われたけどお断りしたの…そしたら、
あげる言うものを断るなんて何事だ!!』
等…
やはり強めのエピソードが溢れてきました(笑)
奥島さんの写真を数枚おばあちゃんから頂いて見てみると
綺麗にブッポウソウが子供に餌をあげる様子が写っていました。
奥島さんの撮影した写真には必ず
撮影場所、日時、シャッタースピード、望遠距離、使用カメラ、等が写真の下に記載されている。
その文章を読むと
吉備中央町、2021.07.10 、シャッタースピード1/1600、距離780mm、使用機材SONY7R4、殺意。
殺意???
恐らく撮影と記載したかったのだろうが間違えたのだろう…流石だ(笑)
さすが師匠!!
奥島さんがただのキャラが濃い人のような紹介になってしまったが
ここからが流石師匠!!と言わざるを得ないエピソードが飛だしました。
『先日も先生がやってきて、
ブッポウソウは南へ渡る前に、単体で渡るのではなく、
ツバメと同じくどこか一ヶ所に集まって各グループになって渡るんじゃないのか?』
と言う話をしたとの事。
この奥島さんの考察の話を聞いたときに
『やっぱりすごいわ…』と本気で感心しました。
今の時代、SNSが発展している為にTwitterやInstagram目的だったり、物珍しさから探鳥をする方が大半の中、88歳になっても生態系の不思議を追いかけて行く姿勢に感服しました。
僕自身も子育て終了後のその後のブッポウソウが気になっていたので物凄く興味がある内容でした。
新たな冒険へ…
そんな胸の熱くなる話を聞いて
おばあちゃんに別れを告げ
まだ巣立ちしていないブッポウソウが吉備中央町にはいるはずなので
再びブッポウソウの聖地『横山様』周辺を探索する事にしました。
何故『横山様』周辺なのか???
なんとなくの勘です。
ただ『横山様』周辺は杉が多いですし鳴き声も頻繁なので怪しいと踏んだのです。
そして
この判断が新たな出会いの始まりに…
まだまだブッポウソウは終わらない(*^^*)
最後までご購読ありがとうございました(^^)/
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