こんにちは。
今回のお話は
『ソリハシシギの観察記~岡山県でのソリハシシギの観察事情の話。』
ということで進めていこうと思いますのでよろしくお願いします(*^_^*)
皆さんは渡り鳥と言うと
どんな野鳥をイメージしますか❓
夏鳥、冬鳥、漂鳥
オオルリ、キビタキ、サンコウチョウ、
ジョウビタキ、ツグミ、シロハラ、ビンズイ、ルリビタキ・・・
とひとそれぞれかと思いますが
僕個人的には
シギ・チドリ類の旅鳥をイメージしております。
僕自身は県内からほぼほぼ出ることはありませんので、
県内の海岸と言いますか海沿いを攻めたりとしております。
ここ岡山県でも旅鳥が通過していきますので、その時期は頻繁に瀬戸内海を攻めております。
今回ご紹介するのはその中でも
ソリハシシギ。
こちらを今回はメインにご紹介していきたいと思いますので
本日も最後までご購読よろしくお願いします(*^-^*)
ソリハシシギ~
ソリハシシギとは
旅鳥に分類されており、日本には渡りの通過の時季のみに観察ができるとのことで
全長は22~25cm。
おもに海岸に多く、小集団で見ることができ、せわしなくゴカイや昆虫らをとらえて食べたりするとのことで
僕が観察していた際もすごくせわしなく動いていました。
個人的にたまらないのは
鳴き声。
『ピリッ♪』ですとか『ピリピリッ♪』といった独特な音階で鳴きますので
こう・・・不思議な感じと言いますか、気持ちになりますね( ゚Д゚)
岡山県内では~
いちおう岡山の鳥類目の文献を読んでみると
ソリハシシギはレッドブックには記載されておらず、一応環境省でも該当なしとのこと。
岡山でのレッドブックの掲載がされていない理由としては
その飛来数にあり
飛来数が少なく、情報が不足しているために選定から外れているそうです。
ただ選定から外れていると言うだけで
決して問題が無いわけではないという所は誤解してはいけません。
飛来数が少ない理由としては他の記事でも度々記載しておりますが
単純にソリハシシギが生息する干潟の減少。
これにより飛来数が減少していると考えられているそうです。
まぁ~この干潟現象問題はホントにムズカシイ話ですわ( ゚Д゚)
分布
分布としては
ユーラシア大陸の北部で繁殖して冬季に東南アジアからオーストラリアの沿岸部で越冬するとのことで
日本にはその際の通過の中継地点として各地の沿岸部に飛来するとの事だそうです。
そう考えるとシギ・チドリ類の旅のパーキングエリア的な役割を日本がになっていて
観察できるシギ・チドリ類がものすごく貴重な存在だという事に感動しませんか(*´▽`*)❓
冷静に考えても本当に凄い事だと感心します。
シギ・チドリ類は長い間飛翔するために羽の形状も細く長いものが多いですし、
身近なヒヨドリ、ハクセキレイ、スズメと飛翔姿を見比べても
スピード、飛翔の姿勢、軌道。
その違いは一目瞭然です。
シギ・チドリ類はずっと羽ばたいて直線に進んでいきますからね( ゚Д゚)
ちなみにヒヨドリたちの飛ぶ姿を波状飛行とよび、波のように、羽ばたきと滑空を繰り返す飛翔することからつけられているとの事。
おわりに
いかがでしたでしょうか(*´▽`*)❓
県内のレッドブックには情報不足として掲載している鳥類も
実は沢山飛来してきている種のケースもあります。
このチュウシャクシギもその一つの例と言えます。
環境変化が急速に進んでいる現在。
こんご10年単位で県内の環境を見ていった際にどうなっていくのか❓
そういったことも意識しつつ今の現状をこのブログを通して残せたらいいなぁ~なんてちょっと思っております。
それでは本日も最後までご購読いただきありがとうございました(^^)/
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