こんにちは。
今回のお話は
『ハチクマ観察2022.岡山のハチクマ事情のお話~』
ということで進めていこうと思いますのでよろしくお願いします(*^_^*)
今シーズンのタカの渡りを皆さんはごらんになったのでしょうか❓
僕自身は数日にわたって観察に行ったのですが
そのうち、1日だけ大当たりの日に出会え、午前中だけその日は定点観察をおこなったのですが
その数1時間で合計70羽。
途中で数えるのをやめましたが
あのまま1日観察していたらどれだけのハチクマが・・・( ゚Д゚)!?
と言った感じでした。
そんな毎年熱く、優雅に数羽で群れとなり飛翔する姿で
全国のバーダーの方に夢とロマンを見せてくれるハチクマさん。
そんなハチクマさんの生態と
近年の岡山でのハチクマ事情を交えつつ
縄張りを持ったハチクマさんの撮影した写真を中心にご紹介していきたいと思いますので
本日も最後までご購読よろしくお願いします(*^-^*)
ハチクマとは❓
ハチクマとは
♂全長57cm ♀全長61cm
夏に日本にやってくる猛禽類の一種で
九州から北海道と全国的に渡来してきては
里山や、標高の高い場所だったりと色々な山地にやってきては
アカマツの樹上などに巣を作って繁殖をする。タカ目・タカ科のハチクマさんです。
主に食性は動物食で
自身の名前にもなっている
アシナガバチやスズメバチなどを主食にするほどの偏食家とも言えます。
詳しい生態はまだわかっていないようですが
なんでも土の中にあるスズメバチの巣を掘り起こしたり
そのハチを食すために
ハチから刺されても平気なよう、毒に耐性があるともされています。
ハチクマの行動範囲は広く、
お目当ての蜂の巣を探しに何十キロも移動するとも読みました。
にしても蜂の巣を掘り起こすとか・・・
刺されて痛くないんですかね💦
ちなみに名前の由来は
ハチを主食とし、見た目がクマタカそっくりだという事から
命名されたというのが有力となっております。
確かに飛翔した姿はパッと見ではクマタカと見間違えるほどです。
岡山県では絶滅危惧種Ⅱ類
そんな夢とロマンのつまったハチクマさんは
我が岡山県では絶滅危惧種Ⅱ類とされております。(環境省:準絶滅危惧種)
この事からも
県内では、数が比較的少ないとされているのが分りますね( ゚Д゚)
その主たる理由は
飛来されているとされている市町村区は多いとされているものの
繁殖個体が岡山県内では少なく、あまり観測されていない事から選定されているそうです。
一番の理由はハチクマが住み着く広葉樹林の減少、林業の衰退による植林地の荒廃。
森林伐採。そして最近では
再生可能エネルギーやエコの観点でも急速に発展した、メガソーラーの建設によるものが大きな問題点とされているそうです。
自身も山の山道を車で走っている際にも結構な広さの伐採とメガソーラーの場所を
いくつも県北部で見ますが
これは厳しいなぁ・・・
という気分になりますもんね( 一一)💦
またハチを主食とするので
農薬汚染などでも問題点が懸念されているとのことです。
今はまだ問題が水面下ですが
この状況が数十年続けば、今後は全く分からないともいえますので
ホントに今後の動向に注目です。
県内での観察は❓
そんなハチクマさんですが
観察に適すにはどこなのよ❓
という事ですが
ザックリとお話すると
県中部から、県北部のほぼ全域になります。
基本的には県南で確認は乏しいとされていますが
場所で言えば岡山市でも見ることができますし、
比較的見かける機会があるのではないかと個人的には感じています。
ただ、県南よりかは
県中部から県北部にかけての方が、観察に適しているのではないかと勝手に考察しております。
こればっかりはよくわかりません💦
なんせ自然相手ですから、専門家ですら手を焼いていますからね( 一一)💦
なのでハチクマさんを観察する一番の方法は
タカの渡りの時季がベストではないかと思います。
このタカの渡りの考察に関しては個人的に2021年に記事にしてまとめたものがあるので
それを閲覧して頂けたらと思います。
今年はハチクマに特化した観察と考察をしてきましたので
それらをまとめた2022年版のタカの渡りのお話はまた後日…
来週の水曜日から2021年を越える内容で
まとめて発表したいと思いますので乞うご期待ください。
おわりに
いかがでしたでしょうか(*´▽`*)❓
岡山県のハチクマさんの事情はこのような状況になっております。
本編の中でもお話しました通り、
今は本当に環境の変化が激しくて、数十年後はどうなっているかわかりません。
本当に今というこの時間を大切に、ハチクマだけでなく今後も野鳥全般を大切に見守っていこうと思います。
本日も最後までご購読いただきありがとうございました(^^)/
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